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2024.12.17
2040年の経済社会シリーズ:日本における外国人労働者をどう捉えるか? -アジアの成長を人の移動の側面から取り込む-
1. 日本における外国人労働者をどう捉えるか? 日本において外国人労働者の受入れは長らくタブー視されてきた。しかし、日本が本格的な人口減少期に入り、人手不足が加......
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2024.10.10
2040年の経済社会シリーズ:東京一極集中とよばれる現象にどう向き合うべきか
1 人口戦略会議のレポート 4月24日に人口戦略会議から、「令和6年:地方自治体「持続可能性」分析レポート」が報告された。若年女性が2020年から2050年まで......
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2024.8.27
2040年の経済社会シリーズ:デジタル化と2040年の経済社会 -技術環境と国際関係の変化をてがかりに-
はじめに 何が起きるか分からないイノベーションの渦中で2040年を展望することは容易でない。とはいえ、「世代」の時間軸で不易と流行を俯瞰すると一貫した重奏低音も......
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2024.8.27
2040年の経済社会シリーズ:AI時代になぜベーシックインカムが必要なのか?
社会保障制度としてのベーシックインカム ベーシックインカム(BI)は、全ての人々に無条件に、最低限の生活を送るのに必要なお金を一律に給付する制度である。給付額は......
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2024.7.10
「経済・財政新生計画」:仏作って魂入れず?
政府は6月21日に「経済財政運営と改革の基本方針2024」(いわゆる「骨太方針」)を閣議決定した。その第3章は「経済・財政新生計画」だ。計画には、「2025年......
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2024.6.27
2040年の経済社会シリーズ:GXと2040年の経済社会
日本経済は、脱炭素をしなければ競争力を失うのか、あるいは脱炭素政策によって競争力を失うのか?政府は、脱炭素に向けた産業政策のパッケージであるGX(グリーントラ......
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2024.5.10
低金利政策継続の敗者:家計
今後、日本経済がデフレ脱却に向かえば、金利も上昇していく可能性がある。金利が上昇すれば、確かに家計の利子収支は改善するだろう。しかし、当面は物価上昇率が名目金......
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2024.3.21
備えなき好循環待望論の危うさ
日銀は、3月18・19日の政策決定会合で、マイナス0.1%としていた政策金利を0〜0.1%程度に引き上げることを決めた。植田新総裁誕生から1年、ようやく日銀は「......
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2024.3.14
振り返ってみれば「デフレ脱却」
日経平均がバブル期最高値を更新した2月22日、報道番組であるエコノミストが1980年代末にかけての株価上昇について「振り返ってみればバブルだった」とコメントし......