主任研究員
中山 靖司
1964年生まれ。東京工業大学(院)経営工学修士。88年日本銀行入行。主に情報セキュリティや電子決済関係の実務及び調査・研究に従事し、96年日銀におけるCBDC研究の先駆け「日銀-NTT方式」電子通貨を研究・開発。東京大学先端経済工学研究センター(現在先端科学技術研究センターに吸収)助教授、FISC調査部長等を歴任後、日銀金融高度化センターで「IT(AI)を活用した金融の高度化に関するWS」(全10回)を企画し座長を務める。特許「発行機関分離型番号登録式電子現金方法および利用者装置」他。
中山 靖司 - マイポータル - researchmap
研究・専門分野 Research / Specialty field
金融IT、金融DX、金融インフラ、FinTech、暗号資産技術・規制、CBDC、NFT、情報セキュリティ他
所報・ワーキングペーパー Review / Working paper
タイトル | 掲載年月 |
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「欧州デジタルID枠組み規則」制定の経緯と欧州デジタルIDウォレットの共通仕様— EUDIW Architecture framework v1.4からみる技術仕様 — [1.9MB/15ページ] | 2024年8月 |
米国における暗号資産規制の動向 [1.7MB/8ページ] | 2023年8月 |
レポート Report
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2024.11.11
eIDAS2発効後の動向と欧州デジタルIDウォレットのリファレンス・アーキテクチャ
はじめに 本レポートは、当研究所所報第6号「『欧州デジタル ID枠組み規則』制定の経緯と欧州デジタル IDウォレットの共通仕様」[1]のフォローアップである。同......
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2024.3.7
NFT の持続可能性を考える -NFTは長期保存できる資産と言えるのか?-
はじめに 前回のレポートでは、「NFTは本当に唯一無二と言えるのか?」と題しNFTの信頼性について考察した。本稿では、あまり論じられることがないが実は重要なこと......
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2023.11.30
NFT は本当に「唯一無二」と言えるのか? -NFTの信頼性を高める一つの方法の提案-
はじめに NFT(Non-Fungible Token)とはデジタルデータが、「替えが効かない唯一無二のものであること」を「ブロックチェーン技術を利用して証明」......
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2023.8.31
米リップル社を巡る裁判の略式判決を読み解く ~ 個人向けに販売されるXRPは、なぜ「有価証券」ではないのか ~
漸く出た略式判決 2023年7月13日、ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所は、米リップル社が取り扱う暗号資産(仮想通貨)「XRP」の扱いを巡ってSECが同社を......
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2023.4.25
香港政府によるトークン化グリーンボンド発行はCBDCの第一歩 -CBDCを活用した次世代多通貨資金決済インフラ整備への布石
2月の香港政府によるトークン化グリーンボンドの発行は、新たなテクノロジーを積極的に活用して、金融ハブとしての主導的な地位を強固にしようとする香港政府の取組みの......
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2023.3.24
香港政府によるトークン化されたグリーンボンドの発行 -香港ドルのトークン化と併せ、DVP決済や決済期間の短縮を実現
中華人民共和国香港特別行政区政府(香港政府)は、2月16日、政府が発行するものとしては「世界初 [i]」のトークン化されたグリーンボンド(機関投資家向け、8億......